土木の仕事人
星野 太郎
平成17年入社
横浜支店 作業所
土木工学科卒

人と人の繋がりが良い仕事を生む
●今まで経験した仕事、現在の仕事
私は入社以来、海上工事の経験が多く、護岸工事、防波堤工事、船揚場工事、地盤改良工事等に携わってきました。現在は、横浜市南本牧地区での護岸工事に従事しています。南本牧地区はスーパー中枢港湾に指定されており、20以上もの工事が行われています。そのため、工事で使用する作業船の入出域の時間・作業位置等、他工事との調整事項が多く、事故がおきないよう、工事が円滑に進められるように日々調整を行っています。
●仕事をするうえで大切なこと
積極的に人とコミュニケーションを取ることが大切だと思います。自分の考えを相手に伝え、相手の意見を聞き、自分の視野を広げ改めて最善な方法を考えるということは、当たり前で簡単なように思えますが、難しいことでもあります。言われるだけの受け身ではなく、自分から言葉にして伝え、行動を起こさないと現場が進まないということを、仕事を始めてから痛感しました。
高度な施工機械が発達する現代の工事においても、常に多くの人が携わっています。現場では、私たちが指示を出してまとめていかなければならないので、コミュニケーションを取ることはとても重要なのです。コミュニケーション不足は事故や施工不良を引き起こしかねません。建設業だけでなく、どんな仕事においても、人と人との繋がりは大切な部分だと思います。
●今まで仕事をしてきた中でやりがいのあったこと
入社1年目に担当した船揚場築造工事は、船を揚げるために水中部から陸上部にかけて斜路を造る工事でした。初めて自分で測量の計画を立て、斜路を形成する平板ブロックの据付の測量も任されました。計画通りに進めることの大変さ、また自分の目で確認できない水中部での据付工事など、初めての経験に不安を感じることもありましたが、時には上司に相談し、改めて自分で考え、一つ一つ解決しながら、工事を完成させることができました。最深部から据えたブロックと陸上部から据えたブロックが一直線に交わった時の安堵感と大きな達成感は今でも忘れられません。
●若築に入社した理由
当初の志望理由は大学の教授からの評判も良く、空港等の大規模工事にも参画しているということでしたが、説明会や面談での採用担当者の話から、社員のチームワークが良く、アットホームな若築の社風にとても魅力を感じ、入社しました。入社した今でもこの社風は若築の魅力の一つだと実感しています。
●就職活動中の学生に一言
自分で一生懸命考え、一生懸命行動した上で仕事を選んでもらいたいと思います。自分の選択に後悔しないよう、就職活動を頑張っていただきたいと思います。
天本 和宏
平成18年入社
千葉支店 作業所
土木工学科卒
完成までの道程を楽しめる仕事
●今まで経験した仕事、現在の仕事
入社してから現在に至るまで、主に千葉県内の陸上工事(トンネル、下水道工事等)に携わってきました。現在は千葉県市川市にて、オープンシールド工法による下水道の入替工事に従事しています。既設の下水管を機械にて撤去・掘削し、クレーンでボックスカルバートを設置します。その後、上部開放部型のシールドマシンが、設置したボックスカルバートを押しながら前進し、施工を進めていきます。既設の下水管ですので、雨が降ると上流からの水量が増えるため、常に天気の状況を確認しながら作業を行っています。
●仕事をするうえで大切なこと
大切なことは、コミュニケーションを取るということです。どんな構造物でも、自分一人だけで造り上げることはできません。先輩社員や後輩社員、発注者、協力業者など、多くの人達が関わって初めて大きな構造物を造り上げることができます。だからこそ、自分や相手の考えを互いに伝え、理解し合えないと、目的を達成することが大変困難となってしまいます。元々私はあまりコミュニケーションを取ることが得意な方ではありませんでしたので、新入社員の頃は、「あの時もっと話をしていたら、もっと上手くいったのに。」と思うことがありました。しかし今では、現場の指揮者の一人として積極的に自分から話しかけるように心掛けています。たとえコミュニケーションをとる事が得意ではなくても、常に意識し、行動を起こすことが、仕事をする上での第一歩を踏み出せると思います。
●今まで仕事をしてきた中でやりがいのあったこと
約3年間携わったトンネル工事が一番印象に残っています。当社の中でも大規模なトンネル工事であり、配属された時はトンネルについて右も左もわからない状態だったので、不安でいっぱいでした。現場では日々の測量・出来形・品質管理等やらなくてはならないことが沢山ある上に、トンネルは昼夜で作業をするため生活リズムを整えることが難しく、毎日苦労していた事を覚えています。工期が長く毎日少しずつトンネルを掘り進めていくため普段は大きな変化を感じないのですが、改めて坑口から歩いてみると奥までの距離が長ければ長い程、工事の進み具合に喜びを感じ、「やっとここまできたんだ」と達成感を感じました。
この大規模なトンネル工事を最後までやり遂げた経験が、今の自分の大きな自信となっています。
●若築に入社した理由
はっきりとした理由は今でもわかりません。ただ、入社してから現在まで後悔はしていないので、自分の選択が間違いではなかったと断言できます。
●就職活動中の学生に一言
就職は人のためにするものではなく、自分のためにするものです。先輩の意見を聞いたり、企業説明会で話を聞いたりすることも大事な事ですが、本当に自分が何をしたいのかを焦らずに時間をかけて考えてみて下さい。そうすれば、中身のある就職活動ができるはずです。
建築の仕事人
小野 直紀
平成17年入社
九州支店 建築作業所
建築学科卒

他では味わえない「ヤリガイ」がある
●今まで経験した仕事、現在の仕事
入社して現在まで主に北九州市内にて特別養護老人ホーム・マンション・温浴施設・工場等の新築工事に携わってきました。現在は病院の新築工事を担当しています。
●仕事をするうえで大切なこと
私が仕事をするうえで一番大切に考えていることは、常に構造物をイメージすることです。新築工事の場合、何もない更地と平面的な図面から構造物を作り上げていきます。そのため、構造物を立体的に捉え工程を組み、常に完成後の全体像をイメージしながら工事を進めていくことが大事です。また、建築工事は協力業者の数が多く、施工管理をする上で、私たちがイメージしたものを、協力業者に的確に伝え指示を出していくことは大変なことですが、皆で協力し、イメージしていた一つの構造物が出来上がったときは、何よりの喜びです。
●今まで仕事をしてきた中でやりがいのあったこと
やりがいを感じる瞬間はやはり建物が完成し無事お客様に引渡しを終えたときです。現場を進めていく中で苦労することも多々ありますが、完成後の建物を見上げたとき、何にも変え難い「達成感」と「やりがい」を感じます。私たちが携わる現場は数多くありますが、お客様にとってはその一つ一つが大切な買い物です。お客様のニーズに答え、最高の建物が完成したときの「やりがい」は、おそらく他の仕事では味わえないものだと思います。
●若築に入社した理由
入社した理由は、就職活動で採用担当者や現場技術者と話をする機会があり、結束力のある家族的な会社だと感じたからです。実際に現場で失敗したときや大変なときに、上司や先輩がとても親身になって相談に乗ってくれたり、違う現場になっても気にかけて連絡をしてくれたりします。一日の大半を現場で過ごすので、相談しやすい環境はとてもありがたいです。
●就職活動中の学生に一言
昨今、就職難と言われていますが、「これだけは他人に負けない!!」と言える武器を持って積極的に臨んで下さい。大切なことは色々な企業を見て、そして話を聞くことです。そうすれば「他人に負けない武器」を活かせる企業にきっと出会えると思います。頑張って下さい!
松山 隆紀
平成6年入社
東京本社 海外事業室
建築学科卒


一つ一つの力の結集が、大きなモノを造り出す
●今まで経験した仕事、現在の仕事
入社してから8年間は、病院施設、マンションなどの共同住宅施設、商業事務所ビル等の国内建築工事現場に従事しました。その後、現在の所属部署である海外事業室に異動になり、アフリカの現場を皮切りに、東南・南西アジア、中米等5ヶ国7箇所の建築工事に従事しました。
現在は日本の無償資金協力(ODA)のもと、スリランカのジャフナにて病院の施設新設工事に従事しています。この地域の医療施設の多くは内戦により被害を受けて機能不全となっているため、同病院に患者が集中しています。しかしながら同病院は、施設・機材ともに老朽化しており、病院としての機能を十分に発揮できていません。ですから、この工事は地域の医療機能を復活させるという、重要な使命を担っているのです。
●仕事をするうえで大切なこと
現在の現場では、大使館、JICA、クライアント、コンサルタント、日本国内でのサポート、各専門業者、現場従事者等々、すべての関係者を合わせると1,000人以上がこのプロジェクトに関わっています。大きなモノを造り出す建設業界で仕事をする上で大切な事は、人一人の能力は微々たるものでも、多くの人々の力を結集できれば、解決できない問題など無いと自信を持つこと、そしてそのプロジェクトに関わっている皆に助けて頂いていると思う謙虚さを忘れないことです。
また、自分はどうしたいかという考えを常に持つことが重要です。その考えを基に関係者との打ち合わせを重ね、現場という現実を如何に形作っていくかです。最初それは、「何が問題かも分からない」という考えでも良いのです。大事なことは、自分の考えを周りの人に伝え、意見を請うことです。経験を積んでくると、それぞれの場面で問題になる点や、解決すべきポイントは自ずと見えてきます。
●今まで仕事をしてきた中で印象に残っていること
最初にプロジェクトマネージャーとして現場を担当した、モルディブでの中学校建設工事が一番印象に残っています。国内でも海外でも構造物を作る工程に違いはありません。ただ、工事にどのように取り組むかが大きく違い、それは国ごとに違いがあります。モルディブは小さな島国で、建設材料は輸入に頼っており、建設現場はインド、スリランカ等からの出稼ぎ労働者によって支えられています。当工事においても殆どの材料を輸入し、作業員はモルディブから遠く離れたインドネシアから約200名集めました。日本国内においては、工種別に専門業者へ材料・工事を併せて発注することが常ですが、作業員を直庸すると材料の調達、労働者の管理、工程管理、品質管理、安全管理等々、全て自分達でやらなければなりません。時間がかかり大変な手間となりますが、全て自分でやるということは、全て自分の思い通りに進められるわけです。自分の仕事次第で工事全体の動きが変わってくるので、責任は重大ですが、やりがいは強く感じます。当工事は、とにかく工期が厳しく、最初から最後まで、現場スタッフ、労働者全員全力で駆け抜けました。無事竣工した時には、嬉しいという感情より先に、ただただほっとしただけでしたが、当工事は私の誇りとなっています。
●若築に入社した理由
大学の教授からの推薦です。正直言って、推薦をされるまで若築という会社を知りませんでした。ただ、働く中で感じたことは、年代や職種関係なく社員同士の一体感がある社風が非常に魅力的だなということです。
●就職活動中の学生に一言
社会人になると、今までとは全く違う環境になることと思います。人は変化を望まないことが多いですが、その変化を楽しんで頂ければと思います。その為のコツは、受け入れることです。今までの固定観念にとらわれず、変化を素直に受け入れ、その中で新しい自分を見つけていってください。そうすれば、人生もっと楽しくなりますよ。
機電の仕事人
金子 貴一
平成4年入社
東京本社 技術設計部
機械工学科卒

必要とされる機電職
●今まで経験した仕事、現在の仕事
沈埋トンネルの製作工事×2件(那覇、北九州)、同築造工事×4件(新潟、衣浦、北九州×2)に従事してきています。現在は北九州市の若松から戸畑を繋ぐ沈埋トンネルの築造工事に従事しています。沈埋トンネルは、海底トンネル工法のひとつ(プレファブ工法)で、シールド工法のように地中を掘進む工法とは異なります。海底トンネルの区間に複数の沈埋函を沈めて繋ぎ合わせ、埋めることで出来上がります。
沈埋函は、陸上(造船所や海洋ドックなど)で製作します。沈埋函自体、トンネルとして供用開始後に避難通路になる部分が、バラストタンクの機能になっています。このバラストタンクに水を注入すれば沈み、水を排水すれば浮上します。さながら箱形の潜水艦です。当然、人も出入りできます。
箱形潜水艦の船首部分には、ロの字型のゴムガスケットという巨大なパッキンがあります。また、船尾にはパッキンを受けるためのロの字型した端面があります。このパッキンが水圧で押されることによって、函体同士が接合され、止水ができます。
沈設(据付け)する際は、函体の移動の為に時間を掛けてワイヤリングを行ったり、沈設時の計測装置など様々な機器の艤装を行います。
私は、この工事で艤装工、沈設工、仮設備工の主担当として施工管理を行っています。各工程の工事計画の検討・立案、機械・電気各業者との打ち合わせ、各作業の監督・指示、各機械システムの作動確認等を行いながら工事を進めています。機械・電気工事に関する知識・経験が求められ、日々試行錯誤しながら業務にあたっています。沈埋函の誘導を無事に終え、水圧接合が完了した後に箱形潜水艦の船首(船尾)にあるハッチが開放できたときには、とても気持ちが高揚します。
実をいうと、この原稿を書いている数日前に“新若戸道路・沈埋トンネル部”の最終函の沈設が終わったばかりで、まだ高揚した気持ちが冷めやらぬ状態にあります。我が社発祥の地である若松から戸畑への若戸大橋に次ぐ新たな道路が貫通したのですから。
これからは、箱形潜水艦の船首・船尾の鉄の壁を切断・撤去するなどの工事が続きます。残された工期で、人に迷惑(事故・災害・遅延)を掛けないよう、これからも努力していこうと思っています。
●仕事をするうえで大切なこと
段取りです。計画を実行(具現化)に移すためには、仕事のイメージやシミュレーションをし、打合わせを行い、必要な人材・資機材を準備しなくてはなりません。つまり、仕事の目的をしっかり考えること、コミュニケーション能力がないと具現化はできません。
具現化が始まったら、協力者に対して常に“目配り・気配り・思いやり”が大切ではないかと思います。協力者が動かなければ、具現化は進まないのです。
●今まで仕事をしてきた中でやりがいのあったこと
工事の中での様々な工夫を発注者や協力業者に認めてもらい、工夫前より順調に工事が進み竣工を迎えたときには、ヤッタカイも喜びもありました。
沈埋トンネル工事に多く携わってきて、自分が工事したトンネルが地図に載り、またそこを自動車で通ったとき、嬉しさのあまり胸が熱くなりました。
●若築に入社した理由
大学研究室の教授からの推薦です。
学生の頃は、若築建設という名称は、まったく知りませんでした。機械工学科ですから機械メーカーの名称なら、よく知っていましたよ。
●就職活動中の学生に一言
名も知らなかった企業で、今まで働いています。なぜか...?
実は、機電職の職員は、土木・建築技術職や事務職の職員数に比べて非常に少ないのが実情です。でも、このような環境に身を置いて仕事をすると、土木技術者や建築技術者の常識に囚われない機電技術者としてのものの見方、考え方で意見を述べることができます。また少ないからこそ、それぞれの責任も大きいのです。機電職ならではの仕事のヤリガイが、あるからこそ働いているのだと思います。
機械工学や電気工学を専攻されている皆さん、私と一緒に仕事をしましょう。
