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環境保全

鋳鉄枠組木材魚礁を中心とした大型魚礁システム

山を育て、海を育てる間伐材魚礁

概要

従来のコンクリートや鋼製の魚礁は,魚を蝟集するタイプがほとんどで,魚礁周辺での漁獲高の増加には寄与するものの資源全体としての魚の増加は見込むことができません。
本魚礁システムは,間伐材を利用する鋳鉄枠組木材魚礁を中心に,コンクリート魚礁,パイプ魚礁を適切に組み合わせることで,多様な空間を創出することによって,魚が育つ環境を確保し,魚を増加させることを目的として開発したものです。さらに,鋳鉄枠を用いた木材魚礁は,間伐材の補充が容易にできるため継続的な間伐材の有効利用が図れ,健全な森林環境を維持し,山を育てる効果があるほか,森林のCO2吸収量の増大にもつながり,地球温暖化防止にも役立ちます。


鋳鉄枠組木材魚礁を中心とした大規模魚礁システム

特徴

  • 木材魚礁,パイプ魚礁およびコンクリート魚礁の組み合わせで,稚魚から成魚まで魚体に応じた空間が確保され,魚が育つ環境と魚を増やす環境を提供します。
  • 魚価単価の高い根付きの大型高級魚の生息場を提供できます。
  • 鋳鉄枠組木材魚礁の間伐材は補充により継続的な有効利用でき,健全な森林の育成、CO2の吸収量を増加させるので地球温暖化防止に役立ちます。
  • 造成場所によってシステムの規模を適切に設定できます。
  • 操業場所が港に近接することにより,船舶の小型化,航行距離の短縮が図られ,使用する燃料は大幅に削減されて,船舶からのCO2排出の減少が見込まれる。

実績

  • 平成15年2月:長崎県対馬市美津島町高浜地区沖合に実証実験として設置