コンブ海中林造成技術
概要
近年,日本の沿岸域では,磯焼けが多発し,流入する河川水質の悪化,地球温暖化の影響などにより海藻を摂取したり海中林を生活の場としている動物の生産が著しく低下し,漁業資源が激減するなどの問題が発生しています。本技術は,大規模コンブ養殖施設によって海藻の森を造成し,生物の多様化,水質浄化,地球温暖化防止など地球環境の保全に寄与する技術です。
![]() コンブ海中林造成技術の概要図 |
特徴
- コンブ自体が食用や食料品や医薬品等の原材料となり,コンブ海中林は生産活動の場となる生産機能。
- コンブ海中林内では,水の動きが適度に抑制され,静穏で陰となる空間が形成され,生物の隠れ場,稚魚の保育場など,生物の成育空間として価値の高い生育場所としての機能。
- コンブ自体が餌となったり,葉上に生息したりコンブ海中林に蝟集する小動物などが魚介類の餌となる餌料供給機能。
- コンブは生育に伴い,リンや窒素を吸収したり,光合成によって二酸化炭素を吸収し酸素を供給するなど,水質浄化や二酸化炭素の固定などの環境保全機能。
実績
- 平成13年:千葉県野島崎沖1km(水深約40m)にて実証試験
- 平成14年:千葉県野島崎沖及び乙浜漁港(水深約10m)において実証試験

