施工実績RESULTS
2023
久慈港湾口地区防波堤(北堤)消波ブロック据付工事
国土交通省
消波ブロック据付①:252個
消波ブロック据付②:393個
舞鶴港和田地区岸壁(-12m)地盤改良工事
国土交通省
サンドコンパクションパイル① φ1,700mm L=8.5m:84本
サンドコンパクションパイル② φ2,000mm L=11.7m:468本
サンドコンパクションパイル③ φ2,000mm L=6.5m:45本
2022
横浜港新本牧地区護岸(防波)南側築造工事
国土交通省
盛上り土砂撤去・運搬・土捨工:200,328㎥
基礎捨石工:142,125㎥
基礎捨石本均し工:3,123㎡
基礎捨石荒均し工:8,665㎡
裏込工:48,908㎥
隅角部RCケーソン製作工:1式
隅角部RCケーソン据付工:1函
ハイブリッドケーソン据付工:8函
中詰工:14,488㎥
蓋コンクリート工:612㎥
仮設工:1式
調査工:1式
令和4年度四日市港霞ヶ浦北ふ頭地区岸壁(-14m)地盤改良工事
国土交通省
SCP 直径2,000mm、平均杭長9.89m:1,980本
購入砂(千葉県木更津産):50,678㎥
流用砂(河川浚渫砂):38,480㎥
流用砂運搬(規格外粒径選別含む):32,067㎥
流用砂受入(別工事運搬):55日
安全監視船(2隻配備):1式
チェックボーリング:5箇所
2021
水島港玉島地区航路(-12m)浚渫工事
国土交通省
浚渫工:93,712㎥
土捨工:1式
共通仮設工:1式
水路測量:1式
令和3年度八代港大築島土砂処分場地盤改良工事(第2次)
国土交通省
灯浮標管理・撤去:4基
標識灯管理・撤去:11基
汚濁防止膜管理・撤去 H=2m:1,140m
敷砂:49.6m
サンドコンパクションパイル Φ2,000mm L=12.6~22.4m:623本
事前改良土圧調査:1式
ボーリング:68.5m
標準貫入試験:62回
業務完成図書作成:1部
2020
秋田港飯島地区岸壁(-11m)(改良)(耐震)地盤改良工事(その2)
国土交通省
構造物撤去工:1式
土工
土砂撤去:58,300m³
埋戻し:6,451m³
陸上地盤改良工:1式
裏込・裏埋工:778㎡
舗装工
砕石舗装:12,103m³
エプロン舗装 厚さ350mm:214㎡
エプロン舗装 厚さ250mm:95㎡
アスファルト舗装:3,898㎡
付属工:1式
那覇港(浦添ふ頭地区)防波堤(浦添第一)(災害復旧)築造工事
内閣府
共通工 灯浮標管理:4基
構造物撤去工:1式
基礎工
基礎捨石:1,932m³
捨石本均し:1,310m³
捨石粗均し:1,059m³
本体工 ケーソン据付:2函
被覆・根固工
根固ブロック製作:22個
根固ブロック据付:27個
被覆ブロック据付:227個
上部工 上部コンクリート:2,223m³
消波工 消波ブロック据付:71個
2019
横浜港南本牧地区岸壁(-18m)(耐震)上部等工事
国土交通省
基礎工:39,870㎥
クレーンレール基礎:
先行掘削(φ1800~2000)・鋼管杭打設(φ1200~1500):73本
クレーンレール基礎本体:453.2m コンクリート:2,611㎥
上部工:234.9m コンクリート:1,611㎥
異形部上部工:
コンクリート:929㎥
撤去工:シンカーブロック撤去6基
付属工:防舷材設置 17基
電気防食 陽極設置 146個
仮設工:1式
水島港玉島地区航路・泊地(-12m)等浚渫工事
国土交通省
浚渫工(グラブ浚渫):309,980㎥
土捨工(土運船運搬、揚土土捨):1式
共通仮設工:1式
水路測量(ICT浚渫工):1式
平良港(漲水地区)岸壁(-10m)(防波堤外)築造工事
内閣府
本体工【鋼杭式】:鋼管杭打設φ1500 L=50m(平均)18本
ジャケット運搬据付 L=60m 3基
防波版工:防波版製作・据付 72枚
ドルフィン工:鋼管杭打設φ1300 L=45m(平均)20本
上部工:ドルフィン上部 6×6×2.5m(代表)5基
連絡橋:連絡橋製作・架設 5基
2018
宇部港本港地区航路(-13m)浚渫工事(その2)
国土交通省
《工事内容》
浚渫工(グラブ浚渫) 116,538m³
土捨工(土運船運搬、揚土土捨)1式
共通仮設工 1式
石巻漁港-6.0m岸壁外災害復旧(その2)工事
宮城県
《工事内容》
復旧延長 L=2,073.2m
-6.0m岸壁 L=968.7m
鋼矢板 ⅤL型 926枚
鋼管矢板 φ900~φ1,200 178本
上部工 L=905.7m
Co舗装 A=11,390㎡
東波除堤 本体撤去工 L=60m
西波除堤 撤去工 N=181個
中防波堤 嵩上げ工 L=370.2m
西護岸 嵩上げ工 L=185.1m
臨港道路 路体・路床・路盤 L=549.2m
2017
万葉の里(南相馬)風力発電所向け土木・基礎工事
株式会社日立パワーソリューションズ
《工事内容》
ヤード造成工:1式
場所打杭工:φ2000 杭長10.1m~24.5m 8本×4基=32本
風車基礎工:4基
コンクリート:V=737m³/1基
道路工:1式
那覇空港滑走路増設1工区南側埋立工事
内閣府
《工事内容》
【共通工】
灯浮標管理:1式
汚濁防止膜管理:2,013m
【埋立工】
材料運搬、揚土、陸上運搬、整地:371,742m³
【裏込・裏埋工】
防砂シート敷設:4,782㎡
ブロック撤去・復旧:254個
大型土のう製作・設置:3,221個
2016
西名古屋火力発電所7号系列深層取水設備他工事
中部電力株式会社
《工事内容》
荷揚桟橋新設
鋼管杭打設(φ700~φ1100):
陸上(橋台)14本、
海上(取水設備)120本
橋台構築:一式(取付道路含む):一式
上部コンクリート構築:一式
PC桁製作・架設:23本
付帯設備取付:一式
深層取水設備新設
鋼管杭打設(φ1000~1200):海上72本
鋼矢板打設(SP-6L、SP-5L):海上184枚
張り石投入・均し:3,750㎥
PC板取付:126枚
上部コンクリート構築:一式
東浜防潮堤災害復旧(その1)工事
宮城県
《工事内容》
施工延長:547.8m
土工 盛土工:18,001㎥
裏法被覆工 コンクリートフ゛ロック据付:4,907㎡
上部工 上部コンクリート:1,390㎥
鋼管矢板 φ1100:428本
天端工 天端コンクリート:918㎥
2015
神戸港六甲アイランド地区航路・泊地(−16m)浚渫工事(三工区)
国土交通省
《工事内容》
浚渫工:173,142m³
土捨工:173,142m³
石巻漁港-7.0m桟橋(A工区)外災害復旧工事
宮城県
《工事内容》
桟橋工
既設桟橋撤去
(カッター切断・ワイヤーソー切断):246m
ジャケット製作・運搬・据付:11基
プレキャスト床版製作・据付:124基
取付護岸
鋼矢板式護岸:28 m
重力式護岸:1m
エプロン舗装:420㎡
直立消波工
嵩上げ:247m 他
2014
気仙沼漁港-6m桟橋災害復旧工事
水産庁
《工事内容》
本体工
継杭:192本
上部工
コンクリート工:2,027m³(13スパン)
渡版工
渡版ブロック据付:64個
付属工
係船柱:26基
防舷材:52基
護岸工
床堀:1,114m³
場所詰コンクリート:674m³
構造物撤去工
鉄筋コンクリート取壊し:292m³
大阪港北港南地区航路(-16m)附帯施設護岸②地盤改良工事(第一工区)
国土交通省
《工事内容》
敷砂工:74,969m³
地盤改良
SCP工:573本
SD工:17,318本
調査工(チェックボーリング):3本
2013
鹿児島港(中央港区)橋梁(C)(P2-A2)上部工事
国土交通省
《工事内容》
橋長:501.0m(当該施工区間L=430.0m)
幅員:11.0m
構造形式:PC6 径間連続ラーメン箱桁橋
(一部橋脚に後ラーメン工法を採用)
架設工法:張出し架設工法+吊り支保工または固定支保工
日向沖GPS波浪計測設備設置等工事
国土交通省
《工事内容》
本体工事 1式
詳細設計 1式
GPS波浪計製作 1基
陸上局機器製作及び設置 1式
観測局機器製作及び設置 1式
設置工事 1式
GPS波浪計設置 1基
総合試験 1式
2012
徳山下松港新南陽地区土砂処分場内護岸築造工事
国土交通省
徳山下松港は、山口県中部瀬戸内海に面した天然の良港で、近年の輸送船の大型化への対応のため、大規模なインフラ整備が求められています。
本事業は、山口県が平成17年度より国庫補助事業として、周南市臨海町に廃棄物処分場(約4.7ha)ならびに徳山下松港の増深化を進める上で必要な土砂処分場を整備するものです。土砂処分場(21.4ha)部分については平成22年度より国の直轄事業として、平成25年度の完成を目指して整備が進められています。
本工事は、このうち廃棄物処分場と土砂処分場を仕切る内護岸、ホームベース形状の西側部、延長約300m、幅約18.5mを施工し、土砂処分場側は長さ41mのハイブリッドL型ブロック7函(内異形函2函)、廃棄物処分場側は鋼管矢板打設と遮水工、中詰(水砕スラグ)約57,000 m³の二重締切護岸を築造しました。
仙台塩釜港仙台港区中野地区岸壁(-14m)築造工事
国土交通省
仙台塩釜港のうち仙台港区中野ふ頭は、新幹線車両、自動車、雑穀類、スクラップ等の様々な貨物を混在して取り扱う狭隘な場所で、かつ定期フェリーの運航もあり利用調整が複雑困難な状況にあります。
中野ふ頭の既存岸壁の最大水深は12mであり、大型貨物船が満載積載すると船の喫水に対して岸壁水深が不足して入港できないため、現状は積み荷を減らして運搬しています。新たな岸壁として水深14mを整備するにあたり、従来の鋼管矢板土留め工法が考え直され、耐震性確保と現地の施工条件を考慮したアーク矢板式ジャケット工法が採用されました。
本工事は作業に大きく影響を受ける関係者に対して配慮した施工を行いました。具体的には、航路および近接する供用岸壁の作業範囲・時間制約の妨げにならないように、主体となるジャケット据付の海上起重機作業は夜間に実施しました。
海底送水管復旧工事
女川町
宮城県女川町は南三陸金華山国定公園地域に指定されており、リアス式海岸が続く天然の良港で、ウニ・アワビの漁場があります。東日本大震災では、14.8mの津波が押し寄せ、主要施設は全て流出し、甚大な被害を受けました。本工事は、東日本大震災により被災した、女川港から13.8km沖合の江島への海底送水管を復旧する事業です。女川町の出島から江島間の海底送水管(延長8,950m)の海底部調査、台船による布設および両島陸上部復旧を実施しました。海底管布設は、巻取ドラムを搭載した布設台船(3,000t積)を使用しました。
工事関係者のご協力もあり、無事故無災害にて工期内に終了することができ、島民の皆様は水道の復旧を非常に喜んでおられます。
2011
八戸港河原木地区泊地(-14m)外浚渫工事
国土交通省
八戸港は、青森県の太平洋岸南部に位置し、昭和14年の貿易港としての開港指定とともに着々と整備が進められました。昭和39年に「新産業都市」の指定を受けたことを契機に、貨物取扱量や貿易額等において県内随一の港湾であるとともに、北東北においても有数の重要港湾として、工業・商業・漁業が力を合わせて発展してきました。
本工事では、泊地(-14m)の水深確保のため、ポンプ浚渫(浚渫土量:約30万m³)を行いました。施工位置が八戸港の主航路である河原木航路に隣接していたため、航路を航行する一般船舶に配慮した施工が求められました。また、自社船「若築丸」を中継ポンプ船として使用しました。
八戸港港内維持工事
国土交通省
八戸港は平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震およびそれに伴う大津波により、北防波堤の倒壊、岸壁の損傷等の甚大な被害を受けました。早期復興のためには、物流基盤となる八戸港の早急かつ計画的な復旧が不可欠であり、そのため本工事では、八戸港の港湾区域の水深を調査し、航行船舶の必要航路確保のため障害物の撤去を行い、八戸港利用船舶が安心して入出港を行うための復旧の礎を担いました。
起重機船団は最大時5船団を配備し、航路の啓開作業を継続的に行い、港内の1,174ヵ所よりコンテナ、車、防舷材等を除去しました。
郷ノ浦港(郷ノ浦地区)岸壁(-7.5m)(改良)(耐震)工事(第2次)
国土交通省
長崎県壱岐市は佐賀県呼子の20km沖合の玄界灘に位置しています。壱岐島では、生活物資をはじめとする経済活動に必要なほとんどの物資を海上輸送に依存しており、郷ノ浦港における港湾物流の恒久性を常に求められています。平成17年に発生した福岡県西方沖地震の後、壱岐島にも耐震岸壁が必要であるとの要望から、既設岸壁を耐震化整備することになりました。また普段は大型観光船の岸壁として使用することを目的とし、背後地についても公園として整備されていく予定です。
本工事では、ケーソン式岸壁の裏込材として、SGM工法にて製造した軽量混合処理土(3,713m³)を使用し、背後地の軽量化を図りました。また、災害時でも大型車両が乗り入れできるように、インターロッキングブロック舗装(4,422m³)の下は、厚さ15cmのアスファルト安定処理を行っています。
2010
東京国際空港D滑走路建設外工事
国土交通省
当事業は首都圏における将来の航空需要の増大に対応するため、新たに4本目の滑走路(D滑走路)を建設した「羽田再拡張事業」です。D滑走路は埋立工法と桟橋工法を組み合わせた、日本初のハイブリッド構造を有し、滑走路延長は2,500m、滑走路計画高は離発着時の大型航行船舶との干渉を避けるため、最大標高17.1mで埋立地の空港としては非常に高い計画高となっています。当社は、15社JVの一員として、埋立工区430m、桟橋工区560.7mを施工しました。
秋田港外港地区泊地(-13m)(消波)築造工事
国土交通省
秋田港は県内最大河川である雄物川の河口に位置し、木材・紙加工・非鉄金属工業等の物流拠点としての役割を担っています。冬期の風浪の影響による港内静穏度の不足と長周期波(周期1分程度)による荷役障害が生じており、現在、入出港船舶の安全確保および泊地の静穏度向上を図るため、防波堤等の整備が進められています。本工事は秋田港外港地区2号岸壁の静穏度確保のため、L型ブロック式の消波護岸(施工延長160m、L型ブロック据付34個、L型ブロック重量168t)を施工しました。
改修(統合)戸畑岸壁(-5.5m)上部工工事(21-2)
北九州市
ひびきコンテナターミナルの供用開始により、増大する交通量への対応および響灘地区から戸畑・小倉方面へのスムーズな交通アクセス確保のため、洞海湾を海底トンネルで横断する新若戸道路の整備が進んでいます。本工事は、新若戸道路の整備に伴い荷役倉庫が移転したため、手狭になった港湾荷役岸壁を拡張新設するもので、-5.5m岸壁の上部工(鋼管桟橋式 延長100m、幅20m)を施工しました。
衣浦港3号地廃棄物最終処分場整備事業 護岸工事(その1)
財団法人愛知臨海環境整備センター
本廃棄物最終処分場は、愛知県からの依頼を受けて(公財)愛知臨海環境整備センターが整備したもので、平成20年4月に護岸工事を着工し、平成22年8月に処分場開所式を迎えました。護岸は捨石式緩傾斜堤であり、深層混合処理(CDM)により遮水能力を向上させた下層地盤と二重の遮水シート下端部とを、変形追随性遮水材(アスファルト混合物)を用いて固定し遮水構造としています。処分場の全体容量は管理型区画・安定型区画を合わせて564万m³であり、ナゴヤドームの約3.3倍です。平成22年度より13年間愛知県内全域の廃棄物を受け入れますが、当社では廃棄物埋立業務の委託も受けています。
2009
名古屋港東航路(-16m)浚渫工事(その5)
国土交通省
伊勢湾内に位置する名古屋港は、日本の地理的中心であり、背後に中部地方の「ものづくり産業」拠点が多数存在することから、物流のゲートウェイ港湾として、大きな期待が寄せられています。そして現在、名古屋港ではスーパー中枢港湾プロジェクトの適用を受け、年々大型化する船舶に対応した航路の拡幅・増深が取り組まれています。今回の工事は名古屋港の主航路である東航路を-16mまでグラブ浚渫船2隻により浚渫を行い、発生した浚渫土砂を名古屋港内の第3ポートアイランドまで密閉式土運船で海上運搬の後、空気圧送船で揚土するものです。
八戸港外港地区防波堤(中央)築造工事
国土交通省
八戸港は、昭和14年に貿易港として開港指定され、昭和39年に「新産業都市」の指定を受けたことを契機に工業港としての整備が進められ、北東北でも有数の重要港湾として、工業・商業・漁業の物流拠点となっています。近年のコンテナ化に対応して、平成6年に東北初となる東南アジア定期コンテナ航路を開設したのを皮切りに、中国・韓国航路、北米西岸航路および内航定期航路などが開設され、コンテナ貨物の取扱いが進み、北東北経済の拠点港としての重要な役割を果たしています。現在は、港内静穏度を確保するため防波堤や、LNG(液化天然ガス)輸入基地等の整備が進められています。本工事は、八戸港沖合約1.0kmに位置する中央防波堤のカーブ部分(延長30.12m、R=381.39m)を施工しました。
2008
三島川之江港金子地区防波堤(西)工事
国土交通省
三島川之江港では、恒常的な滞船(岸壁の空き待ち)により非効率的な物流サービスを余儀なくされています。製紙産業を支えるパルプの輸入等の効率化を図り、地域の産業競争力強化に資するため、多目的ターミナル(水深-14m)の整備が進められています。本工事では、金子地区防波堤(西)のケーソン(高さ=20.4m、長さ=16.6m、幅=4.8m) を5函製作しました。このケーソンは、前面に縦スリットのある透過壁および内部に遊水室を設けた直立消波ケーソンであり、ケーソン自体の消波効果によって発生する反射波をスリットと遊水室で消波する構造となっています。
関門航路(六連島西側地区)航路(-15m)浚渫[暫定-14m]工事(第3次)
国土交通省
当社発祥の地、北九州若松の眼前に位置する関門航路は、国内外における主要幹線航路として、海上交通の重要な役割を果たす一方、航路はS字状に湾曲し、全長45km、航路幅500~2,200m、水深-12mの細長い形状であり、周防灘から響灘海域で生じる潮位差により潮流が10ノットにも達する、海上交通の難所でもあります。本工事は、潜水探査後、グラブ浚渫船2隻により浚渫(砂質土約50万m³)を行い、良質な浚渫土砂を埋立材・覆砂等にも有効利用する目的で、下関人工島へリクレーマ船揚土および覆砂を施工しました。
横浜港浮体式海上防災基地移設工事
国土交通省
海上防災基地とは、地震災害時などの緊急時に被災地に曳航し、避難生活および復旧活動を支援する防災基地にすることを目的とした浮体構造物です。東京湾の浮体式防災基地は建設当初、横浜港中央地区を基地としとしていましたが、緊急時の基地として利便性に劣るため、横浜港新港地区を新たな基地とし、係留施設を設け移設しました。移設に先立ち浮体構造を改造し、より使用しやすい構造になりました。