企業行動規範

Ⅰ.企業行動規範

第１.　社会的使命の達成

1.法令等の遵守
国の内外を問わず、事業を行う全ての場面において、法令・企業倫理・社会規範を遵守するとともに、社会的良識をもって行動する。

2.良質な建設物・サービスの提供
持続可能な経済成長と社会的課題の解決に向けた不断の取組とイノベーションによる新たな価値の創造を通じて、顧客の満足と信頼を獲得する
良質な建設物、サービスを提供する。

3.安全の確保
工事の施工にあたり、工事関係者および工事現場の安全を確保するとともに、第三者災害、公衆災害の防止対策を徹底する。

4.自然災害への対応
大規模自然災害発生時においては、被災地域の復旧・復興活動を迅速かつ組織的に行う。

第２.　公正で誠実な企業活動

1.透明で公正な取引の確保
建設工事の営業に際しては、関係法令ならびにその精神に則り、公共・民間を問わず全てのお客様と公正、透明、自由な競争を行い、政治・行政とは健全で透明度が高い関係を保つ。取引業者とは良きパートナーとして互いの立場を尊重し、対等な関係をもって適正な契約を行う。

2.反社会的行為の根絶
暴力団等の市民生活や企業活動に脅威を与える反社会的勢力・団体に対しては毅然とした態度で対応し、一切の関係を遮断する。

3.情報・知的財産の管理
会社の知的財産・営業情報などの企業機密や個人情報の保護・管理に努め、他者の知的財産・営業情報などの不正入手・不正利用を行わない。
また未公表の会社情報に基づくインサイダー取引を行わない。

4.企業会計の適正性確保
不正経理を排除し、真実に基づき、法令や規則に定められた正しい基準に従って正確かつ適正な会計処理と記録を行い、企業会計の透明性、適正性を確保する。

5.リスクマネジメント
事業の継続やステークホルダーからの信頼の確保、社員とその家族の安全の確保等を阻害するリスクをリスクマネジメントの実施により特定し、発生時における速やかな対応と復旧を図り、企業価値の維持・向上に努める。

6.利益相反行為等の禁止
会社の承認なく、他の企業等の役員・従業員となること、会社の事業と競合する行為を行うこと等会社の利益を優先せず、自己や第三者の利益と会社の利益が相反するような行為を行わない。

第３.　人間尊重

1.安全で働きやすい職場環境の確保
法令を遵守し、労働災害防止に努め、健康と安全に配慮した快適で働きやすい職場環境の整備・充実に取り組む。また、関係するすべての労働者について、あらゆる形態の強制労働、児童労働を禁止する。

2.ダイバーシティ・エクイティ＆インクルージョンの推進
全ての人々の基本的人権を尊重し、あらゆる差別や不当な取り扱い、ハラスメント等の人権侵害行為を行わない。また、一人ひとりの違いや状況に配慮し、公平になる環境整備を行い、多様な人材が能力を高め、やりがいを持って働くことができるよう、ワークライフバランスや個性を尊重した人材育成を図る。

第４.　社会との調和

1.ステークホルダーとの健全な関係の維持
適時、適切な情報開示を行い、株主、投資家、顧客、取引先、社員等のステークホルダーとのコミュニケーションを積極的に図り、相互理解を促進し、信頼関係を保つ。

2.社会との良好な関係の構築
積極的に地域交流と社会貢献活動を実施し、社会と良好な関係を構築する。また、工事現場やその周辺地域への影響を最小限にとどめ、社会から信頼され必要とされる企業を目指す。

3.より良い地球環境の創造と保全
地球環境保護の必要性を深く認識し、気候変動問題に積極的に取り組むとともに、大気、水環境および生物多様性に配慮した事業活動を推進し、環境創造、環境保全に努める。また再生資源の有効利用や建設廃棄物の削減など建設リサイクル活動を推進し、持続可能な資源循環型社会を目指す。

4.国際社会における行動
各国・地域の法令や規範の遵守はもとより、その文化や慣習を尊重し、相互の理解を深められる事業活動を行い、各国・地域の経済の発展に貢献する。

Ⅱ.本規範の実効性確保

経営トップは、本規範の実現が自らの役割であることを認識して経営にあたり、本規範に反する事態を未然に防止するため、内部通報窓口の活用やその他の内部統制により、実効あるガバナンス体制を構築する。また本規範について十分な理解を得るための教育・研修を継続的に行い、周知徹底を図る。本規範の精神に反し社会からの信頼を失うような事態が発生した時には、問題解決、原因究明、再発防止等に努め、社内規定に則り厳正な処分を行い、社会への迅速な情報の公開と説明責任を遂行する。