サステナビリティSUSTAINABILITY

健康経営宣言

当社は、「内外一致 同心協力」という
企業理念のもと、
社内外の誰もが
健康な生活を送る権利を尊重します。
企業活動やその発展が、“人々の健康を損なう”ことの上に成り立つようなことがあってはいけません。社員とその家族はもちろん、地球上すべての人が健康にそして安全・安心に暮らせる社会を目指し、3つの目標を掲げて“健康経営”に取り組んでまいります。
健康経営宣言
社員、家族、地域社会の健康を守ることが、結果として企業価値を向上させ、持続可能な会社経営につながると考えています。

3つの目標

1. 心と体の健康を重視した職場環境づくり  ・ワークライフバランスの重視
 ・長時間労働のないストレスフリーな職場の実現
 ・不調時の相談窓口の充実
2. 社員個々のヘルスリテラシーの向上  ・健康第一原則の再認識
 ・健康増進への意識と知識の積み上げ
3. 安全と環境に配慮した建設事業の運営  ・建設工事における事故災害の防止
 ・環境法令の遵守
 ・交通安全の徹底

健康経営推進体制

健康経営推進体制

課題と効果

「健康経営で解決したい経営上の課題」

人的資本経営を重要視し、従業員が常に良好なパフォーマンスを発揮できる事業環境の構築。

「健康経営の実施により期待する効果」

ヘルスリテラシー向上や運動習慣の定着に向けた支援など、各種健康経営施策を速やかに実施することで、健康意識を高めワークライフバランスの充実をはかる。その結果、社員一人ひとりのパフォーマンス向上を期待し、企業価値向上につながる。

健康経営推進のための主な課題

1. 定期健康診断の要再検査の受診率向上 単身赴任者や独身の社員も多いため、従業員の健康意識を向上させ、自発的に検査、保健指導を受けられる体制を構築することが必要です。 2. 喫煙率改善 健康診断時の問診票により、当社の喫煙率実績は29.0%となっています。
厚労省の成人喫煙率と比して高い値となっているため、疾病の発症予防として喫煙率の改善が必要です。 3. BMI数値の適正(18.5~25.0)者の比率向上 運動不足や生活習慣のみだれによるBMI数値の悪化が懸念されます。
メタボや肥満症から疾病リスクが高まる恐れがあるため、改善が必要です。 4. 朝食欠食率の低減 健康診断時の問診票により、当社の朝食欠食率が32.0%となっています。
全国平均と比して高い値となっているため、働き方改革と併せて規則正しい食習慣を身につけることが課題です。 5. 男性育休取得率の向上 2024年度の男性育休取得率の実績は50.0%です。
全国平均と比して高い水準となっていますが、社内での制度の周知、利用者への配慮についてはさらなる改善が必要です。 6. 有給休暇取得率の向上 2024年度の有給休暇取得率が50.2%と全国平均と比して低い値となっています。
従業員のワークライフバランスのために有給休暇取得率の向上を目指します。

数値目標

指標 実績値 目標値
2024年度 2027年度
定期健康診断の要再検査の受診率 44.7% 100%
喫煙率 29.0% 24%
適正体重維持者率 61.0% 70%
朝食欠食率 32.0% 20%
男性育休取得率 50.0% 100%
有給休暇取得率 50.2% 60%

健康経営の成果

1. ストレスチェック受検率向上 2024年度のストレスチェック受検率は96.6%と目標値の95.0%を上回りました。
各部署での受験勧奨が受験率の向上につながりました。 2. 健康ポータルサイトへの登録率向上 2024年度の健康ポータルサイト“ペップアップ”への登録率は95.2%と2021年度から大幅に増加しました。
毎年の未登録者への登録勧奨・新入社員への説明が登録率の向上につながりました。
※ペップアップ:自身の医療費データや健診結果等が閲覧できる健康ポータルサイト。生活習慣の見直しやヘルスリテラシーの向上、疾病の発生予防に活用。

数値実績

指標 実績値
2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
ストレスチェック受検率 79.5% 94.4% 94.3% 96.6%
健康ポータルサイト登録率 約70% 78.0% 95.2% 95.2%

取り組み施策

〈健康意識の向上と疾病の予防〉

●30歳以上の被保険者(社員)及び被扶養者(ご家族)に対して、当社健康保険組合が人間ドックの受診費用補助の制度を設けています。
●50歳以上の社員または社員の配偶者を対象に、尿検査によりがんを早期発見する線虫検査(N-NOSE)を導入し、会社が費用補助の制度を設けています。
線虫検査(N-NOSE)
線虫検査(N-NOSE)

〈職場環境の改善、ヘルスリテラシーの向上〉

●全従業員にヘルスケア研修(Eラーニング)を実施し、社内のヘルスリテラシー向上に努めています。
ヘルスケア研修(Eラーニング)
ヘルスケア研修(Eラーニング)
2023年度講義
「ハラスメント・ヘルスケア対策研修」
※役職昇格者のみ受講
①パワーハラスメントと指導の違い
②パワーハラスメントにならない適切な指導
③執拗なアプローチによるセクハラの相談対応
④セクハラを見かけたら・宴会編
⑤管理職として知っておきたいメンバーの健康管理 
一人ひとりが健康的に安心して働ける職場づくり
2024年度講義 実施時期 受講率
「健康経営を知ろう」 8月 89.8%
(879人受講済 / 978人)
「がんを知っていますか」 8月 90.3%
(884人受講済 / 978人)
「睡眠の基礎知識」 9月 88.4%
(865人受講済 / 978人)
「アルコールと健康の関係性」 9月 86.6%
(847人受講済 / 978人)
●臨床心理士の資格を有するカウンセラーとの電話および面接によるカウンセリング、ストレスケアに関する外部の「無料相談窓口」を設置しています。
●社内コミュニケーションの促進のため、レクリエーションやクラブ活動を奨励しています。登山部、軽音部、フットサル部などが活動中です。
登山部登山部
ウィンタースポーツ部ウィンタースポーツ部
軽音部軽音部
フットサル部フットサル部

〈健康な身体づくり〉

-運動不足解消-

●毎年、健康保険組合主催のウォーキングイベントを実施し、2か月間で50万歩以上を目指しています。
ウォーキングマップ
ウォーキングマップ
●全従業員を対象にスポーツクラブと法人契約を結び、1回500円で利用できるワンコインプランを導入しています。

-食生活改善-

●食生活をサポートするウェルネスアプリを導入し、食生活の改善や健康保持に取り組んでいます。アプリでは、写真やバーコードで食事登録ができ、カロリー計算、栄養素バランス分析及びレシピ提案等を行なってくれます。

-禁煙を推進-

●喫煙室の整備、分煙を実施しています。
分煙キャビン
分煙キャビン
●平日の13:00~15:00に禁煙タイムを実施し、喫煙室内に禁煙促進ポスターを掲示しています。

従業員エンゲージメント調査

〈 2023年度 〉

エンゲージメント指標 実績値 測定人数 回答率
プレゼンティーイズム 15.0点 828人 88.40%
ワークエンゲイジメント 2.63点 879人 94.30%

〈 2024年度 〉

エンゲージメント指標 実績値 測定人数 回答率
プレゼンティーイズム 14.9点 900人 96.50%
ワークエンゲイジメント 2.62点 900人 96.50%
※計測方法
プレゼンティーイズム
Wfunの質問項目7問を用いた従業員アンケートを実施。実績値は全従業員平均。

ワークエンゲイジメント
ユトレヒト・ワーク・エンゲイジメント尺度超短縮版3項目を組み入れて測定。3項目のスコア(0=全くない-6=いつも感じる)の全従業員平均。

健康経営優良法人認定

健康経営優良法人認定
当社は経済産業省および日本健康会議が運営する健康経営優良法人認定制度において、「健康経営優良法人2025」の認定を受けました。
健康経営優良法人への認定は3年連続となります。
2021年11月の「健康経営宣言」以降、全社をあげて健康経営の推進に取り組んでおり、社員が心身ともに健康である企業づくりを目指しています。
今後も健康増進につながる職場環境の整備を進め、健康経営のさらなる充実を図ってまいります。

スポーツエールカンパニー認定

スポーツエールカンパニー認定
当社では全社員の運動習慣の定着に向けて、ウォーキング大会やスポーツジムとの法人契約など、運動を手軽に始められる取組を実施しています。
その結果、スポーツを通じて社員の健康増進に積極的に取り組む企業として、スポーツ庁から「スポーツエールカンパニー2025」に認定されました。