技術紹介TECHNOLOGY
クレーンAI安全監視システム
概要
WIT 3rdEYEは、人工知能(AI)による画像認識技術を活用して、作業員と吊荷の外形を同時に認識し、両者の離隔が安全距離を下回る場合は、クレーンのオペレーターと作業員へ警報を発信するシステムです。
さらに、作業開始と停止の指示を、合図者専用のリモコンを介して伝達するシステムが組み込まれています。
これらの機能によって、クレーン作業中の事故を予防できます。
特徴
WIT 3rdEYEは以下の機能を有しています。
① 作業員を認識する機能。
② 吊荷形状を認識する機能。
③ 作業員と吊荷の離隔を算出する機能。
④ 合図者からの信号を受信する機能。
⑤ 上記①~④に応じて、作業指示を表示する機能と、警報を発信する機能。
- クレーン操縦席にモニターを設置し、人物の接近状況と、合図者信号に応じて、操作可否を3色(色の意味は上の図)で表示できます。
- クレーン操作中に、設定離隔内へ作業員が侵入した場合は、作業員が装着している腕時計型デバイスを振動させることができます。
これらの機能によって、以下の効果が期待できます。
- 吊荷と作業員の安全な離隔を設定し、人工知能AIで常時監視することによって、作業員と吊荷と離隔確保の確実性が向上します。
- カメラによる監視機能に、合図者の確認機能を組合せることによって、オペレータの安全確認の方法が単純化され、安全性確保と作業効率を両立できます。