技術紹介TECHNOLOGY
トレミー式敷砂撒布工法(WTS-1000)
海底地盤に薄層で均一に敷砂する
概要
WTS-1000は、沖合海底地盤の地盤改良工で施工される敷砂や、水質浄化のための覆砂工、砂浜を創出する養浜工などで、砂を薄層で均一に撒布することが出来る砂撒船です。


特徴
- 1000m³/hrの施工能力を有し、大規模工事にも対応可能です。
- 敷砂材料は、海砂、山砂のどちらでも対応可能です。
- 材料の供給は、砂撒船搭載のバックホウにより、土砂運搬船からホッパーへ投入します。またガット船より直接ホッパーに投入することも可能です。
- 大水深での施工が可能です。(施工可能水深:水面下-5m~-20m)
- 本船には、材料を1500m³ストック可能なホールドを備えており、資材の供給が不連続な場合でも安定的な施工が可能です。
- 撒布厚さは、振動フィーダとゲートの開度により調整される砂の供給量とコンピューター制御されたアンカーワイヤーのウインチ操作による本船の移動速度で決まります。
- 施工管理は、砂撒船の位置管理をGPS測位システムとジャイロコンパス、撒布厚さ管理をオートレッド測深システムにより行います。
実績
- 関西国際空港二期空港島建設工事
- 大阪新島護岸工事
- 東京国際空港D滑走路建設他工事