技術紹介TECHNOLOGY
水中バイブロ捨石均し工法
海洋土木構造物の基礎工の捨石均しを高精度で行う
概要
水中バイブロ式捨石均し工法は、起重機船で海底に均し機を着座させた後、自動傾斜修正装置で均し機の垂直性を保持しながら、組み込まれた水中バイブロにより底板を振動させ、この振動力で捨石の不陸を修正して平坦に均す工法です。


特徴
- 均し機の投影面積が小さく、かつ吊り装置にオートテンション機構を採用で、波浪や流れの影響を最小限に抑えています。
- 油圧ジャッキ装置で、均し機を自動で姿勢制御できるため、高精度の均しが可能です。
- GPSやジオジメータを用いたシステムによりリアルタイムで均し位置および高さの管理ができます。
- 均し高さをセンサーで感知し、バイブロを自動的に停止するため、効率的な作業が可能です。


実績
- 常陸那珂港東防波堤築造工事
- 大竹港東栄地区岸壁(-11m)築造工事
- 神戸港ポートアイランド(第2期)地区岸壁(-16m)基礎工事
- 南本牧ふ頭コンテナターミナル建設工事(その9・中仕切護岸ケーソン据付)
関連資料
- 運輸省評価技術(第97104号)
- NETIS登録番号(CGK-040001-A)