技術紹介TECHNOLOGY
軽量混合処理土工法(SGM軽量土工法)
軽量化処理土による地盤の安定化や耐震化を図る
概要
軽量混合処理土は、浚渫土などを原料に海水、軽量化材(気泡や発泡ビーズ)、固化材などを混合して作製される単位体積重量8~13kN/m3の地盤材料です。混合物は作製直後には流動性を示しますが、固化材の反応により最終的には良質な土材料と同等、あるいはそれ以上の強度特性を有する固化処理土となります。

特徴
- 軽量混合処理土は、自然地盤材料異なり、適切な単位体積重量や強度に調整できる均質な地盤材料であることから、地盤の圧密沈下量の低減に有効です。
- 水中不分離性を有する配合設計が可能であり、周辺海域環境への影響を低いレベルに抑えて施工できます。
- 適度な流動性を有しており、ポンプ圧送のみで締固めることなく自由な形状に打ち込むことができます。
- 高含水比の浚渫土や建設発生土を原料として有効に活用できます。


実績
- 平成15年度 青海コンテナ埠頭岸壁(-13m)改良工事(その2)【東京都】
関連資料
- (財)沿岸技術研究センター:港湾・空港における軽量混合処理工法技術マニュアル(改訂版)、平成20年7月