技術紹介TECHNOLOGY

ジオドレーンSPD工法

大気圧を利用したプラスチックドレーン工法

概要

真空圧密工法はプラスチックドレーン工法で行う載荷盛土の替わりに、地盤全体を気密なゴム製シートで覆い、真空ポンプを用いてシート下を真空状態にして地盤中の水を排出して圧密促進を図る工法です。 
ジオドレーンSPD工法は真空圧密工法の一種であり、プラスチックドレーン工法においてその排水性能が実証されている品質の高いドレーン材を使用して、改良エリア内に複数の排水経路を設けることで圧密促進をコントロールし、シート端部の漏気を抑制してシート下の真空度を高めることにより、短期間に軟弱地盤の沈下や強度増加を図ります。

特徴

  1. 高品質のドレーン材料を用いることで確実な排水により,圧密促進と強度増加を図る。
  2. 改良エリアを複数に分割した排水経路の採用により、改良エリア端部と中央部の沈下差の低 減を図る。 
  3. 改良エリア端部の漏気・漏水対策を講じて圧密促進の向上を図る。 
  4. 自動化した遠隔集中管理システムにより施工中の動態観測の合理化を図る。 
  5. 従来の載荷盛土による方法に比べて、地盤の破壊を招くことなく工期短縮や工費縮減を図る。
  6. 載荷盛土を併用することで急速施工も可能とする。

実績

  • A石炭火力発電所地盤改良工事【民間】

工法協会・工業所有権

関連資料

  • ジオドレーン協会:ジオドレーンSPD工法技術資料、令和元年6月版
  • ジオドレーン協会:ジオドレーンSPD工法積算資料、令和元年6月版