技術紹介TECHNOLOGY

コンクリート締固め管理システム

概要

コンクリート締固め管理システムとは、生コンの出荷から締固め完了までの品質・施工情報をサーバPCに集約して一元管理し、施工計画に基づいた高度な品質管理及び効率的な打設作業を実現できるICTシステムです。
本システムの適用によって、従来慣習的に管理されることが多かった施工現場におけるコンクリート打設の規範事項を包括的に管理することができ、品質・施工情報を電子データで記録することができます。すなわち、本システムは国土交通省が推進するi-Constructionの方向性に沿った技術であり、高品質なコンクリート構造物の構築と生産性向上を図ることが可能になります。

コンクリート締固めシステムの概要イメージ図
コンクリート締固めシステムの概要イメージ図

特徴

  1. 高度な品質管理:コンクリートの締固め時間、打重ね時間、及び可使時間をシステマチックに管理して、密実で耐久的なコンクリート構造物を構築し、コールドジョイントや廃棄コンクリートを未然に防止します。
  2. 進捗の見える化:構造物を3次元要素でモデル化してネットワークを構築することにより、コンクリート打設の進捗を直感的に捉まえ、打設現場から離れた事務所においてもリアルタイムで進捗を把握できます。
  3. 品質情報の活用:可使時間等は電子データで保存でき、日報管理の簡素化により生産性が向上します。さらに、構造物の要素毎で品質情報を管理することで、システム上でその記録を即座に抽出することが可能です。

      
      特徴①:締固め時間の管理  特徴②:打設進捗の可視化  特徴③:コンクリート品質情報の抽出 

実績

  • 平成30年度 敦賀港(鞠山南地区)岸壁(-14m)本体工事 -試験運用- 【国土交通省】
  • 平成30年度 秋田港外港地区防波堤(第二南)本体工事 【国土交通省】

関連資料

  • 秋山哲治、小山稔樹、村山幸義、椛沢和彦:ICTを活用したコンクリート締固め管理システムの開発と現場運用、若築建設技術年報 第28巻、2019年11月