技術紹介TECHNOLOGY

温度応力解析 ~ASTEA-MACS~

概要

3次元有限要素法による温度応力解析ソフトウエアを導入し、計画・設計・施工段階において、コンクリートの温度変化量・温度応力・ひび割れ発生確率を予測し、ひび割れ対策の効果検証を実施します。

特徴

ASTEA-MACS:3次元有限要素法に基づく温度応力解析ソフトを2000年3月から保有・運用しており、各種ひび割れ対策を適用したコンクリート工事において、多くの解析実績があります。また、温度ひび割れ対策としての保温養生、パイプクーリング、低発熱セメント、ひび割れ誘発目地等、各種対策を適用した工事での温度応力計測による対策の妥当性検証についても数多くの実績があります(関連資料)。

桟橋上部工の解析モデルと検討結果の一例

橋梁下部工の解析モデルと検討結果の一例

実績

  • H26木曽川新濃尾大橋右岸下部工事【国土交通省】
  • H28那覇空港滑走路増設ボックスカルバート工事【国土交通省】
  • H29博多港(アイランドシティ地区)道路(IP22)橋梁下部工事【国土交通省】 他 実績多数

解析ソフト

関連資料

  • 壹岐直之、小山田宇孝、小栗純也:現場計測に基づく若材令コンクリートの特性、コンクリート工学年次論文集、Vol.20,No.2,1998.
  • 秋山哲治、中原健司、高橋攻、壹岐直之:超低発熱セメントの使用による温度ひび割れ制御対策、コンクリート工学年次論文集、Vol.23,No.2,2001.
  • 壹岐直之、牧原久利、渡部耕平、清宮理:パイプクーリングと保温養生の併用による温度ひび割れ抑制、コンクリート工学年次論文集、Vol.33,No.1,2011.
  • 秋山哲治、飯野智裕、牧原久利、清宮理:橋脚フーチングへの保温養生と封緘養生を併用した温度ひび割れ抑制対策、コンクリート工学年次論文集、Vol.37,No.1,2015.