技術紹介TECHNOLOGY
型枠振動機制御システム
概要
型枠振動機制御システムは、コンクリート締固めにおいて、表層部位に対して複数の型枠振動機を遠隔操作することにより、型枠外側から効率的に締め固めることができるシステムです。
本システムは、型枠振動機を設定した運転時間で管理し、複数を同時に運転させ、コンクリート表面付近の緻密性を高めて、構造物表層の品質を向上させることができます。
本システムは、型枠振動機を設定した運転時間で管理し、複数を同時に運転させ、コンクリート表面付近の緻密性を高めて、構造物表層の品質を向上させることができます。
特徴
型枠振動機制御システムは、主として制御PC、制御Box、分岐コネクタ、遠隔操作タブレット等で構成されます。型枠振動機は、最大20個同時に運転・制御することができます。
効果
複数の型枠振動機を同時運転することで、内部からの振動が伝わりにくいコンクリート表層部分に、型枠外側から均一な振動を加えることができ、表層の品質を向上させることができます。
実績
- 平成29年度 舞浜立体海側下部その2工事 -試験運用- 【国土交通省】
- 平成30年度 久慈港湾口地区防波堤本体工事 【国土交通省】
- 平成30年度 名古屋港金城ふ頭岸壁(-12m)本体工事 【国土交通省】
- 令和元年度 名古屋港金城ふ頭岸壁(-12m)築造工事 【国土交通省】
- 令和2年度 名瀬港(本港地区)岸壁(-7.5m)(改良)工事(第3次) 【国土交通省】
- 令和2年度 名古屋港飛島ふ頭東岸壁(-15m)桟橋上部工事 【国土交通省】
- 令和2年度 下田港防波堤(西)E区本体工事 【国土交通省】
工法協会 工業所有権
- 特許登録(特許第7194527号)
関連資料
- 秋山哲治、小山稔樹、濱田秀則:型枠振動機を用いたコンクリート表層の品質向上に関する実験的検討、土木学会第73回年次学術講演会、Ⅵ-609,2018.8.
- 秋山哲治、小山稔樹、濱田秀則:表層の品質向上を目的とした型枠振動機制御システムのコンクリート供試体への適用、土木学会第73回年次学術講演会、Ⅵ-610,2018.8.
- 秋山哲治、小山稔樹、濱田秀則:型枠振動機制御システムの実施工への適用性と実験供試体での材齢2年の品質評価、土木学会第74回年次学術講演会、Ⅵ-675,2019.9.